NPVで荒らしや嫌がらせ対策をしてみよう!

この記事は人から聞いた話や、自分である程度調べたものの備忘録を兼ねているので間違っている情報もあるかも許して……

 

 

SecondLifeにはイタズラをする人も居るので対策が必要

サンドボックスなどの訪問者が比較的自由に遊べる空間で、突き飛ばしを受けたり、爆弾などでぶっ飛ばされたり、変なオブジェクトに追突されたり、はたまた奇妙なオブジェクトが付いてくるなどの嫌がらせを受けることが案外多いですが、そういった荒らしや嫌がらせに有る程度対策できるアイテムを紹介します。

 

SimplePhys NPV

 

内包されている説明書によると無料版があるようなのですが、Marketplaseでは見つかりませんでした。とりあえず自分はこれをつかっていますが、NPVで探せば同様の機能をもつアイテムが複数見つかるはずなので、よさそうなものを自分で探して見てもいいかもしれません。

 

 

NPVを使うと他の人やオブジェクトに動かされなくなる

Second Lifeには物理エンジンが実装されているため物理作用も再現されています。これは乗り物などで遊ぶ場合は挙動をリアルにして楽しいものですが、嫌がらせに使われることがあります。また、制限されている土地が多いですが突き飛ばしと呼ばれる機能もありこれらを用いてアバターを勢いよく飛ばす嫌がらせを行う人も居ます。

 

多くの場合、座ってしまえばそれらの物理影響を受けなくなりますが、座っていると動くことができません。しかし、NPVと呼ばれるアイテムを利用することで座ったままの移動が可能です。

 

 

NPVとはNon Physical Vehicleの事

NPVといわれても何のことだか分かりませんが、これは略語でNon Physical Vehicleの頭文字を抜き出しています。見ての通り物理作用を持たない乗り物の事でこれに座るとあらゆるオブジェクトとの物理作用を受けない状態で動き回ることができます。

 

ただし、そのままでは座ったまま壁も地面もすり抜けて動く変な人になってしまうので製品ごとにアニメーションやAOを呼び出してきて普通に歩いているように見せかけたり、本来は衝突しないオブジェクトの面に追従してストレス無く歩けるようにするなどの工夫がされています。

 

 

SimplePhys NPVの特徴

自分が使っているNPVはSimplePhys NPVという製品ですが、いくつかの特長が有り便利なので紹介します。紹介した機能以外の特徴もあるので知りたい人は説明書を読んでください。

 

ちゃんと歩いて移動してくれる

NPVは乗り物なので座ったまま移動することになりそうですが、これは移動時に移動アニメーションを再生してくれるたでちゃんと歩いて移動しているように見えます。さらにビューアに仕込んだAOも利用してくれるためAOをビューア側に登録してあれば普段どおりに歩いて移動することも可能です。

 

オブジェクトの面に追従してくれる

NPVを利用すると他のオブジェクトとの衝突判定がなくなってしまうため工夫がないと床を突き抜けるのですが、床などの面に追従する機能があるため床を突き抜ける事無く自然に歩くことが出来ます。ただし壁との当たり判定は無いままです。

 

他の人のNPVもREZできる

自分だけでなくほかの人のNPVをREZすることも出来るので、誰か一人が持っていれば友達全員分の保護が出来ます。

 

オフセット機能

たいへん便利な機能で、アバターに追従するようなオブジェクトを自分から遠ざける機能です。

 

 

SimplePhys NPVの使い方

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Simple Phys NPV HUD

SimpePhys NPVを装着するとこのようなHUDが出てきます。それぞれのアイコンの意味と使い方について説明します。

 

電源ボタン

REZ可能エリアで中央の電源ボタンを押せば三角形の妙なものが出てくるので、それに座ればNPVが有効になります。HUDなど装着アイテムでHUDを設定している場合は無効にしないと座ったまま移動し始めるので無効にしましょう。

 

人のマークに+

人のマークに+が付いているものは他の人用のNPVをREZして指定した人物の元へ届けるボタンです。ボタンを押した後名前が書かれたダイアログが出現するのでそれで指定した人の元へ三角形の妙なものがREZされて移動します。

 

+と-

プラスとマイナスはNPVに座っている間の移動速度の変更が行えます。通常は5が歩いている速度だと思いますが確認したこと無いので分かりません。

 

歯車

各種設定やその他の機能を呼び出すボタンです。オフセット機能などはここから設定を行いえます。

 

↑と↓

押すと上か下にある水平面までテレポートします。地面より下にめり込んだ場合は↑ボタンを地面より上に浮いてしまっている場合は↓ボタンをおすと地面と同じ高さまで移動します。地面に居る時にそれぞれのボタンを押すと、とんでもない場所に移動することがあるので注意が必要です。

 

照準機みたいなマーク

近くのアバターをターゲットとして指定してそこまで移動するボタンです。

 

カメラマーク

普段自分を写しているカメラを動かしている場合は、そのカメラがある位置までワープします。カメラがデフォルト位置にある場合は何も起きません。

 

 

オフセット機能について

自分についてくる嫌がらせオブジェクトや、抱きついてくる人などから離れたい場合に便利な機能です。表示されているアバターの座標と実際のシステム上の座標をずらすことで、アバターの座標に追従してくるオブジェクトを自分から遠ざけることが出来ます。原理的には家具のADJUSTと同じです。

 

上記のHUDの歯車のマークを押して設定ダイアログを出してオフセットという項目から設定が出来ます。LEFT・RIGHT・TOP・LOWのように設定項目が出てきますが、実座標から表示位置をどちらにずらすかという意味なので若干注意が必要です。

 

例えば自分に追従する変なオブジェクトを自分から見たとき上にずらしたい場合は、LOWを選択してください。実際の座標から下側に自分の表示位置がずれている状態になるため、実際の座標に追従している変なオブジェクトは上に移動します。

 

 

その他の機能

RLVを自分自身で上書きすることでRLVのふいの乗っ取りを防ぐ機能や、指定したアバターから距離をおく機能などの、その他にも嫌がらせの対策に使える機能もあるようですが、よく分かっていないものもあるので気が向いたら書きます。